1 はじめに
こんにちはRayです。当ブログを訪れていただきありがとうございます。
今回は、
「国際弁護士」
について取り上げていこうと思います。
皆さんの中にも、テレビ等で「国際弁護士」という言葉は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?テレビで有名な弁護士八代英輝先生も「国際弁護士」と言われていますよね。
だたの弁護士よりもさらに稼いでいてキラキラした印象があるのではないでしょうか?
でも、皆さんの中で「国際弁護士」とは何か説明できる方は少ないのではないでしょうか?
分かるようで分からない「国際弁護士」について説明していきたいと思います。
2 国際弁護士とは?
(1) 国際弁護士という資格があるわけではない
誤解されている方も多いかもしれませんが、「弁護士」は司法試験に合格し、その後の司法修習を修了した者に与えられる国家資格ですが、「国際弁護士」という国家資格はありません。
ですので、「国際弁護士になるための試験」などはありませんし、民間での認定等が行われているわけでもありません。
(2) 明確な定義があるわけでもない
では、「国際弁護士」とはどういった意味なのでしょうか?
しかしながら、「国際弁護士」は国家資格ではありませんから法律上の定義はありませんし、政府や権威ある学者が正式な文書や論文等で定義しているわけでもありません。
定義はみんなの頭の中にあるというのが実情です。
結局、何も情報がないじゃないか!!と突っ込みが入りそうですので、我々弁護士業界の中で共通理解されているであろう「国際弁護士」像について次で説明させていただきます。
(3) 弁護士業界内での共通理解としての「国際弁護士」
弁護士業界内でのコンセンサス(とRayが考える)としての「国際弁護士」の定義は、
日本での弁護士資格を有し、かつ、国際的案件を主に取り扱っている弁護士
だろうと思われます。
上記定義に補足しますと、まず、「国際」といいつつ、海外の弁護士資格を持っていることは必ずしも必要とされていないと思われる点が一つ。
もちろん、NY州はCA州をはじめ、今ではシンガポールの弁護士資格を持っている日本人弁護士も誕生しており、国際弁護士として活躍されている方の多くは、日本以外にもう一つ外国の弁護士資格を有している方が多いのは事実です。しかしながら、日本の弁護士資格だけでも国際案件に強いとの評価を得ている弁護士が存在するのも事実です。したがって、迷いましたが、「国際弁護士」の定義には、 海外の弁護士資格を有していることは含めませんでした。
二つ目が、国際的案件を取り扱ったことがあるだけではダメで、主な業務として取り扱っていることが必要。また、「主な業務」については、Rayの考えでは、自身が受け取る弁護士報酬のうち4割程度以上が国際的案件のものであれば、国際的案件が主な取扱業務といってよいと思います。
三つ目に、これが一番重要なのですが、「国際的案件」って何?という点です。こちらについては、①企業の海外進出支援、②海外の現地法人のサポート、③外国企業のサポート、④外国企業を相手方とする訴訟、M&A、契約交渉などが含まれます。主に、外国がらみの企業法務をイメージする弁護士が多いのではないでしょうか。
外国がらみの案件が、スケールが大きく、華やかで、携わる弁護士も儲かるというイメージが一般的には持たれております。私もそういうイメージを持っております。
なお、⑤国際離婚、⑥難民支援、⑦ビザ取得サポート等については、たしかに、ボーダーをまたぐ案件ではあるのですが、国際弁護士の業務としての「国際的案件」ではないと考える弁護士も一定数いそうなので、意見が分かれうるグレーな部分であるとだけ指摘しておきます。
3 国際弁護士になるにはどうすればいい?
(1) 国際弁護士はどこにいる?
上記の定義に該当する国際弁護士は、日本国内ですと、①四大法律事務所、②外資系法律事務所、③準大手法律事務所、④ブティック系法律事務所に多く所属しているイメージです。法律事務所の分類についてよくわからない方は、こちらの記事に目を通してみてください。
なお、②の外資系法律事務所には、日本人でありながら、日本の資格は持たず、外国の資格のみ有している人もいますが、一応上記定義には該当しないことにあります。上記定義が日本の資格を持っている「日本の弁護士」目線でのものになりますので、このような結果になってしまっていますが、実質「国際弁護士」に分類しても差し支えないのではと個人的には思う次第です。
(2) 国際弁護士になる方法
では、どうすれば国際弁護士になれるのでしょうか?
①まず、日本の弁護士になりましょう。
日本の弁護士になる方法については、こちらの記事から順番に目を通してみてください。
②国際的案件が待ってるだけでやってくる人以外は、国際的案件に携わることのできる法律事務所に就職しましょう。弁護士の給料が高いこともあり人気なので、競争率は高いと思います。
③国際的案件をある程度経験したら、留学し、外国の弁護士資格を取得するとなお良いでしょう。
④国際的案件を経験しまくりましょう。
⑤そうすると、いつか自他ともに認める国際弁護士になれていることでしょう。
4 さいごに
最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
「国際弁護士」のイメージが少しでもクリアになったなら嬉しいです。
またのご訪問お待ちしております。

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